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2010/10/02

4コマ漫画の描き方

C風刺


新聞や雑誌などの1コマ漫画を中心として「風刺漫画」というジャンルがあります。

政治家や社会現象をネタにして笑いにするという表現方法の漫画です。


しかし、風刺漫画に限らず、漫画の原点というのはもちろん「風刺」にあるわけです。

風刺というのは「社会や人物の欠点や罪悪を遠まわしに批判あるいは揶揄すること、また、その批判を嘲笑的に表現すること」というような表現方法です。

つまり、社会や人物の欠点や落ち度を洗い出してあざ笑うということですが、しかし、これを社会的弱者に対して行ってはいけません。

あくまで、社会的に力を持つ立場にある、強者である人間や会社や制度に対しての批判嘲笑でなければなりません。

たとえば、国家元首、大統領、首相、内閣、閣僚、政治家、官僚、行政、大企業、社長、各種団体、団体トップ、大スター、大選手、流行、ファッションなど、社会的に影響力を持ち、権威権力財力などのある人間あるいは制度や出来事に対して、その欠点や落ち度を見つけて、笑いにして批判するということです。

しかし、もちろん、人権に触れるような表現はいけませんし、法的に問題のあるような表現もいけません。

さらに、相手にも反論の権利自由はありますので行き過ぎれば抗議を受けますし、さらに行き過ぎれば、財力もある相手ですので顧問弁護士を通して訴えられるということにもなります。

つまり、そのへんをスレスレにクリアして、問題のない範囲内で笑いにして批判するわけですが、これはそのつもりがなくても、実際にはどんな漫画でも、作者がその時代に生きている限り、その時々の社会状況を反映していますので、すべてが風刺漫画であるということもいえるわけです。

「笑い」というものの基本は、誰かが失敗してそれをあげつらってあざ笑うということですので、テレビのバラエティショーなどでも、ややもすると社会常識的にはどうかと思うような方向性に行ってしまい顰蹙を買う場合が多々あって、抗議が殺到して逆に批判を受けるわけです。

しかし、それをあまり神経質に考えていると、笑い自体が成り立ちませんので、その社会的状況を自分なりに判断して、極端に逸脱しないラインを設定してネタを作るという習慣をつける必要があります。

漫画も芸術と捉えると、いっさいの常識にとらわれない自由な発想ということが重要であるわけですが、しかし、漫画はマスコミ媒体として社会に大きな影響を持つマスメディア情報としての表現方法ですので、その時々の社会的状況、常識ということを常にバランス感覚に乗せておかなければ、その表現方法として成り立たないということもいえるわけです。
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